歴史と文化の町歩き 五條
朝から曇り空、気温の高い中25名の参加者で歩きはじめました。
まず民俗資料館に立ち寄りました。代官所跡の長屋門だったりっぱな建物です。「天誅組」の説明を聞きました。若い討幕急進派の人たちによるわずか40日のクーデターがこの地にあったことを私は初めて知りました。
暑さのために予定していた吉野川堤防での昼食は、館のクーラーのきいた涼しい場をお借りしての昼食休憩となりました。
「五新鉄道」跡を見学しました。五條市と新宮市を結ぶはずでしたが、戦争や資材不足等の理由で中断となった未完成のアーチ型の美しい橋脚です。映画の舞台にもなっただけあってきれいに残っていました。目の前の吉野川の土手の緑がとても美しかったです。
「新町通り」は旧紀州街道沿いにある通りで、煙出し、虫籠窓と情緒のある町家の通りです。まちなみ伝承館、まちや館にも立ち寄りました。
五條市は、車で通過することはあっても、なかなか町中を散策することはなく、私は初めてでした。奈良県はこのような美しい歴史の町並みが残っていて保存されています。ほんとうに素晴らしいことですね!
予定よりも1時間早い電車に乗れました。全員熱中症にもならず、元気に終えられました。暑かったけれど気持ちよく歩けた町歩きでした。
リーダー報告
王寺駅集合は23名、途中から乗車の2名を加え参加は25名。Jr和歌山線五條駅前広場でスタッフを紹介し、暑さのためコース変更を説明、体操ののち出発した。この時気温はすでに33℃を超えていた。
最初の目的地民俗資料館で「天誅組」の説明とビデオのあと、11時20分少し早いが、電車内から電話で依頼していた別室で涼をとりながらの昼食とする。
民俗資料館のある史跡、長屋門前で集合写真を撮り再出発。この時気温は34℃を記録していた。五新鉄道跡では2月に訪問した賀名生梅林のトンネルなどを思い起こしながら、高架橋の壮観に感心、橋脚に取り付けられた説明文を読む人多数。暑さを避けるため吉野川の堤防に出るのを省略したが、訪れた人からは「風があって涼しかった」という声も。
江戸時代の建物が70軒を数えるという旧紀州街道の五條新町の町並みでは、やっと1台通れるかの狭い道に自動車の往来が頻繁で、そのたびに「車!」の声が飛び交う。それでもまちなみ伝承館で受けた説明を反芻しながら、格子、虫籠窓、袖卯建(そでうだつ)、駒寄せ、煙出しなど、建てられた時代なども想像しつつ散策を楽しんだ。
13時20分、ボタンで有名な金剛寺を訪ねるという1名を除き24名が五條駅に集合、13時30分の王寺行きに乗車、帰路を辿った。
14時には35℃を観測したという猛暑の中、熱中症予防のためご協力いただいたみなさんに感謝いたします。
リーダー | 石原 利徳 | |
サブリーダー | 大野 まゆみ 常盤 美恵子 三好 康介 | |
行程 | 王寺駅→五条駅~民俗資料館・史跡公園長屋門~五新鉄道跡~五条新町散策五条駅(解散) | |
レポート | 奥田 芳子 |
第316回 | ウォーキング | 2024(令和6)年7月6日(土) | 天候 | 曇り | |
のんびり | 五新鉄道&五条新町散策 | ||||
歩行距離 |
6Km | ||||
参 加 者 | 25名 |
yamato