参加者レポート
「黄金色の稲穂風に揺れて」
バスを降り最初に訪れたのは、千早赤阪村の郷土資料館。ボランティアガイドお二人に説明を受けました。楠木正成誕生の地とのことで、資料館前の一角に石碑が建っていて神聖な感じです。石碑のまわりに幾本もの楠、また百日紅のピンクがきれいでした。
千早赤阪村は大阪府唯一の村、約37㎢(河合町は8.23㎢)、人口約5千人。府の南東、奈良との県境に位置しています。「村」であることに誇りを持っていると聞きました。資料館の辺り一帯はしんと静まりかえり、空は高く青く、金剛山の大きな黒い山肌がすぐそこに… 車で1時間、こんなにも景色が違うのかと驚きました。
再びバスに乗り下赤坂の棚田入口へ。棚田は、やや小振りながらもかなりの規模。ゆったりと広がる稲田を眺めていると、日頃あくせく生きている自分を反省したい思いになりました。色づき始めた稲穂が風にゆれ、なんとも言えぬ心地よさ。8月9日の下見の時は稲はただの緑の草、風情が今ひとつだったので、一面に黄金色に輝く稲穂を見て、スタッフの一員としてほっとしました。
次に建水分神社に向かいました。創建は、崇神天皇の前92年と伝承される格式ある神社で、大阪府内最大級とされる石造りの鳥居が堂々とそびえています。47段の石段を全員元気に上り本殿に向かいましたが、本殿は国宝とのことで厳重に施錠されて、残念ながら礼拝はできませんでした。
ウォークの道々眺める金剛、葛城、二上の山並みが奈良側から見るのと逆方向で一瞬「ん?」 水越トンネルを抜けて帰ると、三山がいつもどおりの位置関係に戻り(?) なんとなく安堵しました。
今回はのんびりコースで、ゆっくりと花や木を愛でながら歩けました。クズの花、ジキタリス、ツユクサ、カラスウリ…花の名を教えて頂いた皆さまありがとうございます。
余談ですが、今回は42名中女性が33名! 元気でイキイキ、明るい女性軍のパワー炸裂、おしゃべりが楽しそうでした。男性のみなさん、バスでお昼寝できなかったかも(?)ユルシテネ(笑)
リーダー報告
残暑の続く中、ようやく秋の訪れを感じさせる爽やかな天候に恵まれて42名の参加者で定刻の8時30分前に出発しました。
途中の車窓から見る金剛・葛城の山並みがくっきりと浮かび、田んぼの稲穂も色づき始めたようで何となく心も和んで来ました。
最初の目的地「千早赤阪村郷土資料館」・「千早赤阪道の駅」に予定より早く9時30分に到着、現地ボランティアガイド2人の出迎えを受けました。
2班に分かれて郷土の歴史や資料の説明をして頂きました。此処千早赤阪と言えば、やはり楠木正成ゆかりの話が中心で地元では「楠公さん」と敬愛されているようでした。
準備体操の後、再度バスで棚田巡り入口に到着、ウオーク開始です。
20分弱で下赤阪城跡公園に着き、棚田の眺望を楽しみながら少し早めの昼食、爽やかな風が気持ち良く、ついお喋りにも花が咲いているようでした。
日本棚田100選にも登録された、色づく棚田の景色をバックに記念撮影、その後周回して道の駅へ戻り小休止を取り「建水分神社」まで足を延ばしました。 此処は楠木家の氏神で大変歴史のある神社です。鳥居前の狛犬は石造では最大だそうです。
再び道の駅(一番小さいと言われる)に戻りバスに乗車、水越トンネル経由で帰途に着きました。途中、「道の駅かつらぎ」に立ち寄り休憩、買い物を楽しんだ後、河合町プール前に15時20分に帰着しました。
下見時の猛暑日からは信じられないほどの爽やかな秋日和となりホットした一日でした。
スタッフの皆さんお疲れさまでした。
リーダー | 山本 善登 |
サブリーダー | 大野 まゆみ 上岡 政廣 山本 美紀 |
行程 |
プール前⇒千早赤阪村郷土資料館⇒千早赤阪消防分署前~下赤坂棚田・下赤坂城跡(昼食)~下赤坂村道の駅~建水分神社⇒プール前 |
レポーター | 大野まゆみ |
第281回 | ウォーキング | 2019年(令和1年)9月19日(木) | 天候 | 晴 | |
のんびり | 千早赤阪村下赤坂の棚田 | ||||
歩行距離 | 5.5 | Km | |||
参 加 者 | 42 | 名 |