参加者レポート

幻想的な雲海の絶景

   2月15日、心配の種だった前夜からの雨と霧が想像していなかった絶景を私達にプレゼントしてくれた。出発時は曇り空であったが風もなく、真冬とは思えない穏やかで暖かな一日であった。
   京田辺駅で下車し、先ずは一休寺へ向かった。参加者は31名。一休寺は禅寺らしく境内は美しく整然として、空気もすがすがしかった。
   一休寺をあとにして甘南備山頂上を目指した。山道に入るまでの長い階段を上ると、あとはなだらかで楽しくゆったりと歩くことができた。雌山の三角点に着いた。そこからは、本来なら眼下に街並が見えるはずだった。しかし、霧のためにまっ白で何にも見えなかった。
   少し残念な気持ちを感じながら、雄山から展望台へ向かった。その途中で前の方を歩いていた人達から歓声が上がった。「雲海が見える!」と。右手の方に突然視界が開けて、雲海が眼の前に広がったのだ。まっ白だった。だが、それは霧ではなく、飛行機から見たことがあるような雲海だったのだ。幻想的な風景に、目を奪われた。
   その後、昼食予定の展望台へと向かった。そして、そこでまた、雲海を見ることができたのだ。展望台に上がると先ほどより、もっと広々と遥か遠くまで雲海が広がっていた。そして山々が浮かんでいた。一番高い山は比叡山。晴れた日なら、比叡山の下方に京都タワーも見えるとか。ここから平安京の朱雀大路が一直線で続いていると実感できた。「アルプスの景色みたい、海の上に山々が見える」とどなたかがつぶやいた。
   素晴らしいコース、そして、安全に楽しく実施してくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
リーダー報告

   寒さも少し緩んだ朝8:35王寺駅に老々男女29名、現地京田辺駅2名の合流で総勢31名(女性22 男性9名)となりました。
   8:50王寺駅発、奈良・木津駅で乗換え、約50分弱で京田辺駅に到着。幸いなことに雨の予報は外れ「曇り後晴れ」との事。
   駅前広場で体操、スタッフ紹介、点呼のあと9:55先ず一休寺を目指して出発、2月とは思えない暖かい中、車の往来に気をつけながら「棚倉孫神社」を通り抜け一休寺でトイレ休憩、薪(たきぎ)神社を横切り、のどかな田園風景や綺麗に手入れされた竹藪を見て5月頃にはタケノコが売られているらしい・・!などと話しながら10:45登山口に到着、そのまま芝生広場まで足を延ばしトイレ休憩、広場の周囲を桜の木々が囲み「桜の咲くころは綺麗でしょうね!」と想像力を働かせていました。
   緩やかな登りの管理道路から竜王の森(防火用水池)を経て54段の階段登り、手すり付きなので思ったより楽に登れました。
   三角点のある雌山に到着、梅の花を愛でながら、元の分岐点まで少し下り、再び雄山(神南備神社)から、展望台へ行く途中、眼下には見事な雲海の世界が広がっていて皆さん大いに感激です。 今日の天気だからこその景色だったのでしょう。
   12:10展望台到着、階段でひな壇になり集合写真を撮り、楽しいランチタイムとしました。 しばしの休憩の後12:50下山開始、往路の道で一休寺を目指しました。途中の交差点で、拝観組と帰宅組に別れ一旦解散しました。
   13:40一休寺に到着、拝観された13名の方からは「とても良かった!」と好評でした。
   帰宅組は14:00、拝観組は14:45に京田辺駅に無事到着。それぞれ帰途に着きました。この頃には青空が臨まれ、「終わり良ければすべて良し」のことわざ通り、当会では初めて京田辺を訪ねましたが低い山でもなかなか良い山でした。また季節を変えて桜の頃に登りたいですね!  皆さんお疲れさまでした。
リーダー 山本 美紀
サブリーダー 岡村 古都美 辰巳 恵子
行程
JR王寺駅⇒JR京田辺駅~一休寺~登山口~芝生公園~竜王の森~雌山~雄山~展望台(昼食)~芝生公園~一休寺(解散)
レポーター 坂井 順子




第286回 ウォーキング 2020(令和2)年 2月15日(土) 天候 曇りのち晴
がんばり 甘南備山トレッキング
歩行距離 Km
参加者 31