参加者レポート

晩秋の加茂盆地で悠久の都を巡る     

  本年最後のウォーキング「恭仁宮跡~海住山寺コース」に参加しました。JR王寺駅を出発し、加茂駅に予定通り到着(934)。同駅西口広場で人員点呼の結果、参加人員は39名となりました。リーダーよりコース説明と担当スタッフ紹介と準備体操後にウォーキングを開始(955)。

旧街道沿いに歩を進め、木津川堤防を経て第1目的地「くにのみや学習館」に到着。館内で恭仁宮跡に関するビデオを視聴、聖武天皇による恭仁宮の造営と平城京からの都、さらに難波宮へ、そして元の平城京へと目まぐるしく都が遷(うつ)ったという解説がありました。

次に隣接する恭仁宮跡に移動、山城国分寺の礎石前で小休止して記念写真撮影。第2目的地「見送り地蔵」に向かいました。この区間は長い坂道が続いたため、隊列が間延びしましたが、一部のメンバーにとって少しハードだった様子でした。そして辿りついた「見送り地蔵」前でのんびり組10名とお別れしました。

がんばり組29名は最終目的地の海住山寺を目指して出発です。
ところが、いきなり急勾配の登り坂が続いたため、最後尾になった私はやっとの思いで山門から海住山寺の境内に到着できました。

本堂受付での入山料(500円/人)を支払い、入堂後は住職の奥方から当寺の縁起等について説明あり。当寺は天平7年(735年)聖武天皇が創建し十一面観音菩薩を奉安、藤尾山観音寺と名づけられたが、のちに海住山寺に改名され、現在は重要文化財指定仏像や絵巻が多数安置されている。また隣接する国宝五重塔は鎌倉時代に建立されたもの等々・・・

 昼食場所は本堂裏側にある見晴らし台に移動しましたが、通行路の落葉の美しさに皆さんが感銘されていたのが印象に残っています。
その後、国宝五重塔前で全員揃って記念撮影し帰路に着きました(1300)。

当日が絶好のウォーキング日和だったこともありますが、全員無事に帰宅された由。歩こう会の皆さんの健脚ぶりに感服です。 道中お世話を頂いたスタッフの皆さん、急遽写真撮影をお引受け頂いた佐野さんお世話になり有難うございました。

 

リーダー報告

王寺発9時03分に乗車、途中の駅から乗車の人を合わせ、参加者は加茂駅で39人となりました。駅前広場でスタッフ紹介、準備体操、コース説明の後、入山料他で200円と歩こう会通信に書きましたが、拝観料を合わせて500円になったことを説明、不足分を遠藤氏から分かりやすく説明していただき大助かりでした。

9時55分、ウォーキング開始です。舟屋通りの旧街道を彷彿させる町並み、木津川の堤防、展望の良い恭仁大橋を経て、くにのみや学習館に10時25分到着。

館長の歓迎を受けビデオ鑑賞、発掘された遺物などを各自で見学した後、11時出発。隣接する恭仁京跡で集合写真を済ませました。下見の時は満開だったコスモスはすでに散り果てていましたが、盆地を囲む山々が紅葉・黄葉に彩られて見事です。そして1つの集落を過ぎて、11時40分「見送り地蔵」前で一次解散となりました。

「のんびり」組10人の内8人は途中休憩を挟み12時30分加茂駅着。加茂駅発12時43分の電車で家路につきました。(2人=ご夫婦=は田園風景の中で弁当を広げたあと、盆地を散策して、晩秋を楽しまれたそうです。)

がんばり組29人は海住山寺に向けて再出発。途中紅葉がまだ残っている急坂をあえぎながら登り、山門に12:20到着しました。海住山寺では全員が本堂で重要文化財の仏像などの説明を受けたあと、「みかのはら」と呼ばれる加茂盆地が一望できる場所で昼食し、落ち葉の絨毯を敷いたような見事な境内を散策、五重塔の前で集合写真を撮り、13時下山となりました。そして14:10、無事加茂駅に到着。14:43の電車で帰路につきました。

終日天気に恵まれ、楽しいウォーキングでした。ご協力いただいたスタッフの皆さん、ご参加の皆さんに感謝いたします
   リーダー  石原 利徳
   サブリーダー  朝倉 佳恵子 遠藤佳弘 常盤美恵子
   行程  JR王寺駅→JR加茂駅~くにの宮学習館~恭仁京跡~見送り地蔵(のんびりコース加茂駅へ)~海住山寺~加茂駅(解散)
   レポーター  三屋祐二



 第297回  ウォーキング  2022(令和4)年12月6日(火)   天候  
   のんびり   恭仁京跡巡り       
 がんばり 恭仁京跡~海住山寺
  歩行距離 のんびり
がんばり
 
7Km
10Km
     参 加 者  39名