晴天、無風に恵まれた神秘的絶景
参加者レポート 

 

第一のラッキー「梅雨の谷間の晴天」、第二のラッキー「無風(微風)」に恵まれ、室生口大野口駅前から意気揚々と歩き始めた途端、かなりの勾配の直登が始まった。これがコース分類“がんばり”の洗礼かと黙々と歩く。

  道端のアザミやホタルブクロに励まされながら歩く。立派な屋敷の集落を眺めながら約45分、やっと道は平坦になった。しばらく行くと自動車道が眼下に見え、向渕の集落に入る。

  浄土真宗の名刹「正定寺」の立派な鬼瓦などに目を奪われる。谷向こうの集落にも大きな寺院が見え、向渕集落の品格が伺えるようだ。

11時15分「やまびこホール」に到着。トイレを借りながらしばしの休憩をとる。この地区の避難場所に指定されている立派な建物である。集合写真を撮って11時40分スタートする。

村内唯一?の信号を渡って、龍王ケ淵の案内板に沿って最後の登り坂を歩く。お腹の空きに堪えながら30分、遂に龍王ケ淵の湿原に到着した。約9,000歩の歩数計であった。

  気になる風は無風状態。写真撮影にはやる心を押さえながら、先ず昼食、東屋付近で昼食を摂る。先日の大雨のため湖水の透明度が低かったが、無風の恵みで湖面に周りの樹木が映り、東山魁夷作のような風景に見とれるひと時であった。堀越神社などを巡りながら池を周回できるが、湿地があり難しかった。

  海抜530mにある神秘的な絶景は、近年有名になっているようだ。晴天・無風に恵まれた奇跡の歩こう会だった。

 

リーダー報告

心配された天気は、曇り後晴れで爽やかな風もあり、最適なウオーキング日和となりました。

集合は西田原本駅前。八木駅で数人の合流があり合計35人(女性23人、男性12人)となり、がんばりコース行事としては多くの参加でした。

室生口大野駅前広場で体操、スタッフ紹介の後10:15に出発しました。出発後、しばらくは少し急な登りもありましたが、道は歩きやすく2回ほど休憩、給水して上りました。

約40分で向渕集落の高台に建つ「やまびこホールに」到着しました。ここで事前にトイレ休憩を依頼していたので「宇陀町おこし協議会」の中村さんが開館して出迎えて頂きました。

ホールを後にして再び龍王ヶ淵をめざしました。一気に約40分で元気よく上り続け龍王ヶ淵に到着しました。

淵の傍に建つ東屋から眺める、鏡のように写った森林景色の美しさに感動しました。それぞれの場所で昼食を楽しみ、予定した池の周回は、前日の雨の影響で一部水が溢れて出来ませんでしたが、写真撮影や散策を楽しみ、集合写真の後、下山スタートしました。

帰路に再度やまびこホールでトイレ休憩をしましたが、この間中村様には待機して戴き、大変お世話になりました。出発の際、みんなでお礼を述べ、駅をめざしました。帰路の下山は予定通りの時間で電車に乗ることが出来ました。

額井岳の麓の神秘的な自然美のコースを体験でき大変良かったと思います。たいした地図も観光案内もないコース設定でしたが、スタッフの数回の下見もあり、無事終えられた事に感謝しています。

   リーダー  後藤 建吉
   サブリーダー  常盤 美恵子 三屋 邦子 山本 美紀
   行程  近鉄田原本駅→近鉄室生口大野駅~やまびこホール~龍王が淵(昼食)~やまびこホール~近鉄室生口大野駅(解散)
   レポーター  中垣 尚治



 第303回  ウォーキング  2023(令和5)年6月7日(水)   天候
   がんばり   向渕の里山から「龍王が淵」へ    
  歩行距離
9Km
      参 加 者  35名